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創業時に必要となる資金はどのくらいか?

2016年12月8日

創業時に必要となる資金は、事業の種類や規模、業界、地域によって異なります。しかし、どの事業においても、事業計画書を作成することは非常に重要です。事業計画書には、事業を始めるにあたって必要な資金を見積もり、それに対する具体的な説明や計画が含まれます。ここでは、創業時に必要な資金について、事業計画書の観点から詳しく解説します。

事業計画書の概要

事業計画書は、創業する事業のビジョンやミッション、戦略、マーケティングプラン、財務計画、経営陣や従業員の紹介など、事業に関する詳細な情報を記載する文書です。事業計画書には、事業の方向性や展望を示す目的がありますが、特に重要なのは、資金調達の際に必要な資料となる点です。

創業時に必要な資金の見積もり

創業時に必要となる資金は、以下のようなものがあります。

資本投資

事業を始めるために必要な、設備や工具、土地や建物などの投資費用が資本投資です。資本投資は、事業計画書で見積もり、具体的な計画を立てます。例えば、オフィスや店舗を開設する場合、賃貸契約や保証金、家具や装飾などの費用がかかります。また、製造業などでは、設備投資が必要となります。

資金繰り費用

事業を始めてから、商品やサービスが売れるまでには時間がかかります。そのため、経費を支払うための資金繰り費用が必要です。資金繰り費用には、給料、家賃、光熱費、保険料、広告宣伝費、交通費、旅費、雑費などが含まれます。

立ち上げ準備費用

事業を始めるにあたり、会社設立費用や法的手続き費用がかかります。例えば、法人登記費用や税務署への届出費用、契約書の作成費用、専門家のコンサルティング費用などが立ち上げ準備費用に含まれます。

初期在庫

商品を販売する場合、初期在庫が必要です。初期在庫には、商品の仕入れ費用、輸送費用、保管費用が含まれます。また、サービスを提供する場合にも、初期費用が必要となります。

その他

事業によっては、その他にも必要な費用があります。例えば、特許申請費用、ライセンス費用、研究開発費用、保険料などが挙げられます。

これらの費用を見積もり、合計することで、創業時に必要となる資金の大まかな見積もりができます。

事業計画書の役割

事業計画書は、創業時に必要な資金を見積もるだけでなく、資金調達に必要な資料となります。資金提供者は、創業者がどのような事業計画を持っているか、具体的にどのような計画を立てているかを知りたいと考えています。事業計画書は、創業者が説明することが難しい内容を具体的に記載し、説得力を持たせるために必要な資料です。

また、事業計画書は、創業者が自らのビジョンや戦略を整理するためにも役立ちます。ビジネスモデルや財務計画を明確にすることで、創業者は事業の成功のために必要なリソースやスキルセットを特定できます。

まとめ

創業時に必要となる資金は、事業の種類や規模、業界、地域によって異なります。しかし、事業計画書を作成し、資金調達に必要な資料を整理することは、どの事業でも必要です。事業計画書を作成することで、創業者は事業のビジョンや戦略を明確にし、必要なリソースやスキルセットを特定できます。また、資金提供者は、具体的な計画や説明が記載された事業計画書を見ることで、事業に対する理解を深め、資金提供の決断につながります。

最後に、事業計画書の作成には専門的な知識が必要な場合があります。そのため、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。また、事業計画書は、事業を始める前に作成することが望ましいです。早めに事業計画書を作成することで、資金調達がスムーズに進み、事業の成功につながる可能性が高まります。

創業時に必要な資金の調達方法

創業時に必要な資金の調達方法は多岐にわたります。主な方法をいくつか紹介します。

自己資金:
まずは自己資金を活用することが考えられます。これには、貯金や家族からの借入などが含まれます。

ビジネスローン:
商業銀行や信用金庫からビジネスローンを取得することも一般的な方法です。信用保証協会が保証人になる場合があります。

エンジェル投資家:
エンジェル投資家は、新しいビジネスの可能性を見つけ、その初期の成長を支援する個人投資家です。

ベンチャーキャピタル:
ベンチャーキャピタルは、成長期のスタートアップに資金を提供し、大きなリターンを求める投資家または投資会社です。

クラウドファンディング:
インターネットを使って一般の人々から小額の投資を集める手法で、製品やサービスを提供することで対価を返す場合が多いです。

政府の補助金・助成金:
国や地方自治体からの補助金や助成金を活用することも可能です。これは特定の業界やテーマ(例えば、環境技術や地方創生など)に対する事業を行う場合に特に有用です。

アクセラレータ・インキュベータ:
これらは、新しいビジネスを育成し、成長を加速させるためのプログラムです。多くの場合、資金、メンターシップ、オフィススペース、ネットワーキングの機会を提供します。

以上が主な資金調達の方法ですが、その他にも様々な方法があります。最適な方法は、ビジネスの種類、規模、成長の見通し、所有者の個人的なリスク許容度などによります。

日本政策金融公庫(国金)の創業計画書の書き方

日本政策金融公庫(国金)が提供する「創業計画書」のテンプレートに基づいて、各項目の書き方について詳しく説明します。このテンプレートは、新規事業の資金調達を目指す方にとって非常に有用です。

1. 創業の動機このセクションでは、あなたが起業を決意した理由を具体的に記述します。以下のポイントを含めると良いでしょう:
起業の背景や経緯起業することになった具体的な出来事やインスピレーションあなたのビジョンやミッション
例文:「私は長年、化粧品業界で働いており、その中で多くの顧客が自分に合ったスキンケア製品を見つけるのに苦労していることを実感しました。この経験から、個々の肌タイプやニーズに合わせたパーソナライズドスキンケア製品を提供する事業を立ち上げることを決意しました。」

2. 事業の具体的内容
ここでは、提供する商品やサービスについて詳細に説明します。以下の項目をカバーします:
商品やサービスの概要商品やサービスの特長や独自性価格設定提供方法
例文:「私たちの事業は、個々の肌タイプやニーズに応じたパーソナライズドスキンケア製品を提供します。オンラインでのカウンセリングを通じて、最適な製品を提案し、定期的なサブスクリプションサービスを展開します。」

3. セールスポイント
事業の強みや競合優位性をアピールするセクションです。以下の内容を記載します:
競合他社と比べた強み顧客にとっての価値技術的な優位性や特許
例文:「私たちの製品は、皮膚科医と共同開発した独自のアルゴリズムを使用して、個々の肌状態を正確に分析し、最適なスキンケアプランを提供します。この技術は、他社にはない独自の強みです。」

4. 取扱商品・製品・サービス
ここでは、具体的な商品やサービスのラインナップを詳しく説明します。以下の情報を含めます:
商品の種類とその詳細サービスの内容提供方法や流通経路
例文:「取り扱う商品は、化粧水、乳液、クリーム、セラムなどの基本的なスキンケア製品に加え、個々の肌状態に応じた特別なトリートメントを含みます。これらは、オンラインストアを通じて直接顧客に提供されます。」

5. 計画表事業の進行
計画を具体的に示すセクションです。以下の項目を含めます:
事業開始のスケジュール主要なマイルストーン重要なイベントやタスクのタイムライン
例文:「2024年1月:事業計画の策定完了。2024年3月:初期マーケティングキャンペーンの開始。2024年6月:オンラインストアのオープン。2024年12月:初年度の売上目標達成。」

6. 資金計画
資金の使用計画と調達方法について詳しく記述します。以下の内容をカバーします:
必要な資金の総額資金の使途(設備投資、運転資金、広告費など)資金調達の方法(自己資金、借入金、投資など)
例文:「総資金は3000万円を予定しています。内訳は、設備投資に1500万円、運転資金に1000万円、広告費に500万円です。自己資金として1000万円を準備し、残りは日本政策金融公庫からの借入金で調達予定です。」

7. 販売計画
販売戦略や予測を詳細に説明します。以下のポイントを含めます:
ターゲット市場販売戦略(マーケティング手法、広告戦略など)売上予測
例文:「主なターゲット市場は20代から40代の女性です。オンラインマーケティングを中心に、SNS広告やインフルエンサーマーケティングを活用します。初年度の売上目標は5000万円を設定しています。」

8. 従業員の計画
事業を運営するための人員計画を記述します。以下の内容を含めます:
必要な人員とその役割採用計画人件費の見積もり
例文:「初年度は5名のスタッフを採用予定です。役割は、マーケティング担当2名、カスタマーサポート2名、技術サポート1名です。総人件費は年間2000万円を見込んでいます。」

9. 収支計画
予測される収支の計画を詳細に記述します。以下のポイントを含めます:
売上予測費用予測(固定費、変動費)損益計算書の見込み
例文:「初年度の売上予測は5000万円、費用は4000万円と見込んでいます。結果として、初年度の純利益は1000万円となる見込みです。」

まとめ
日本政策金融公庫の創業計画書のテンプレートは、事業の全体像を詳細に記述するための非常に重要なツールです。各セクションをしっかりと記述し、具体的かつ現実的な計画を示すことで、資金調達の成功確率を高めることができます。このガイドを参考に、しっかりとした創業計画書を作成してください。

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