Business plan creation Agency.
私たちは、
事業計画書作成に関する
プロフェッショナル集団です
事業計画書を作成する際、我々資金調達コンサルタントが実際に行っている書き方のコツについて解説したいと思います。
今回説明する方法は、文章や資料作成が得意な人や事業内容を噛み砕いて説明できる人にとっては有益な情報であり真似すればスピーディに(作業時間10時間以内)事業計画書を完成させることができるでしょう。
まず、ゼロベースから事業計画書を作ることはありません。ナンセンスです。
まずはどんな事業計画書を作れば良いかわからない方にとっては一度テンプレートなどをダウンロードしその内容をとにかくパクってください。
もちろんあなたのビジネスと全く同じである必要はありません。
融資なら融資、エクイティならエクイティである程度の法則、書き方の公式はあります。
その法則に則った形で書いていけばまず間違いありません。
自身の業界、事業計画書の用途、あとは資金調達であればその調達金額、これらが近しいテンプレートや作成例を探してみてください。
個人的にはわざわざ本を購入して勉強して、ということは必要ないと思います。
参考にした事業計画書のテンプレートには経営学的なエッセンス(例えばファブフォース分析とかマーケティングミックスとかカスタマージャーニーとか)が記載されているものがあるかもしれませんが、基本的にそれらは全部無視で問題ありません。
もちろん経営学的視点があった方がより良い資料には仕上がりますが、必ずしも必要なものではありません。
それよりももっと基本的なこと、商売とは?といった部分の方が重要です。
どのような商材を、どのように仕入れ、加工し、付加価値を付けて、どのように、いくらで販売するのかという数字に直結することです。
経営学的な要素は上記を難しく解釈しているにすぎません。難しいことに時間をかけるくらいなら、もっとシンプルにいくら儲かるのかを説明するほうが賢明です。
資金調達をする際(デッド・エクイティ)、結局重要になることは数字です。収支計画です。
事業を通じて1年で、3年で、5年でいくらの売上・利益が見込まれる事業であるのか、その実現可能性はどうなのか?という点につきます。
最初は皮算用でも構いません、これから行うビジネスがいったいどのくらいの月商年商になるのか、そのために必要な経営資源は何でどのくらいなのかを整理する。
これだけでも十分立派な事業計画書です。
これさえ書くことができれば事業計画書は完成です。
事業計画書は、新しい事業やスタートアップ企業の方向性を示す重要な文書です。魅力的で実行可能な事業計画書を作成することは、投資家を惹きつけ、ビジネスの成功に不可欠です。ここでは、効果的な事業計画書を作成するためのコツをいくつか紹介します。
1. 明確なビジョンを持つ
事業計画書を書き始める前に、あなたのビジネスが何を目指しているのか、どのような価値を提供するのかを明確にしてください。このビジョンは、事業計画書全体を通して一貫して強調されるべきです。
2. ターゲット市場を理解する
ターゲット市場のニーズ、動向、サイズを徹底的に分析し、どのようにしてその市場にアプローチするかを計画に盛り込んでください。市場調査の結果をもとに、リアルな市場の機会を示すことが重要です。
3. 競合分析を行う
競合他社について詳しく調査し、あなたのビジネスがどのように差別化できるかを明確にしましょう。強み、弱み、機会、脅威(SWOT分析)を評価することで、競争上の優位性を強調できます。
4. 財務計画を詳細に
事業の収益性を示すために、詳細な財務予測を提供することが必要です。初期投資、収益予測、損益計算書、キャッシュフロー計算書などを含めることで、ビジネスが財務的に実行可能であることを示してください。
5. 実行計画を明確にする
事業計画書には、目標を達成するための具体的なステップを含めるべきです。これには、マーケティング戦略、営業計画、製品開発計画などが含まれます。
6. シンプルで明瞭に
専門用語や複雑な言い回しを避け、シンプルで分かりやすい言葉を使いましょう。読者があなたのビジネス計画をすぐに理解できるようにすることが重要です。
7. フィードバックを活用する
事業計画書を完成させたら、信頼できるメンターや業界の専門家にフィードバックを求めましょう。彼らの意見を活用して、計画書を改善することができます。効果的な事業計画書は、あなたのビジネスが成功するための基盤となります。上記のコツを活用して、投資家やパートナーに魅力的なビジョンを提示しましょう。
事業計画書は、新しいビジネスを開始する際や既存のビジネスを拡大する際に、ビジョンや戦略を明確にし、関係者に理解と協力を得るための重要な文書です。成功する事業計画書を作成するためには、以下の要素をバランスよく組み込むことが必要です。
1. 事業概要
1.1 会社名およびロゴまず、会社名とロゴを明記します。これにより、計画書を読んだ人に一目でどの企業の計画書であるかが分かります。
1.2 事業の背景と目的事業を始めるに至った背景や、解決したい問題、達成したい目標を簡潔に説明します。これにより、読者は事業の必要性や目的を理解しやすくなります。
1.3 提供する商品・サービス提供する商品やサービスについて具体的に説明します。商品の特徴、利点、価格設定、ターゲット市場などを詳述します。
2. 市場分析
2.1 市場規模と成長率対象とする市場の規模や成長率をデータで示します。市場調査や統計データを用いて、信頼性の高い情報を提供します。
2.2 ターゲット市場ターゲットとする顧客層を具体的に定義します。年齢、性別、地域、収入などの属性を分析し、なぜその市場を選んだのかを説明します。
2.3 競合分析競合企業の分析を行います。主要な競合他社の強みと弱み、市場シェア、価格設定、マーケティング戦略などを比較し、自社の優位性を明確にします。
3. ビジネスモデル
3.1 収益モデル収益をどのように得るのかを具体的に説明します。商品の販売、サービスの提供、サブスクリプションモデルなど、収益の流れを明確にします。
3.2 販売戦略販売チャネル、マーケティング手法、広告戦略などを詳細に説明します。オンラインとオフラインの販売戦略を組み合わせて、効果的なアプローチを計画します。
3.3 オペレーションプラン事業運営の具体的なプランを示します。生産、物流、在庫管理、顧客サービスなど、日常業務をどのように管理するかを説明します。
4. 財務計画
4.1 初期投資と資金調達初期投資額とその内訳、資金調達の方法について詳述します。自己資金、銀行融資、投資家からの資金調達など、どのようにして資金を集めるかを説明します。
4.2 収支計画収入と支出の予測を示します。売上予測、経費、利益、キャッシュフローなど、財務計画の詳細を提供します。過去のデータや市場調査を基にした現実的な予測を行います。
4.3 損益分岐点分析損益分岐点を計算し、どのくらいの売上が必要かを明確にします。これにより、事業の収益性を評価しやすくなります。
5. リスク分析と対策
5.1 リスクの特定事業に影響を与える可能性のあるリスクを特定します。市場の変動、競争、技術の変化、法規制の変更など、さまざまなリスク要因を考慮します。
5.2 リスクの評価特定したリスクの影響度と発生確率を評価します。これにより、どのリスクが最も重要であるかを判断します。
5.3 リスク対策リスクに対する具体的な対策を策定します。リスクを軽減するための計画や対応策を明示し、事業の安定性を高めます。
6. 経営陣と組織構成
6.1 経営陣の紹介経営陣のメンバーを紹介します。各メンバーの経歴、専門知識、役割を説明し、彼らが事業にどのように貢献するかを示します。
6.2 組織構成組織の構成を図示し、各部署の役割と責任を明確にします。組織図を用いて、チームの連携と業務の流れを視覚的に表現します。
7. 成長戦略
7.1 短期・中期・長期目標事業の成長に向けた短期、中期、長期の目標を設定します。具体的な目標を示し、それを達成するためのステップを詳細に説明します。
7.2 新市場開拓新たな市場への進出計画を示します。国際展開や新しい顧客層の開拓など、成長のための戦略を具体的に説明します。
7.3 イノベーション戦略技術革新や新製品の開発戦略を策定します。研究開発の計画やパートナーシップの構築など、事業の競争力を高めるための取り組みを説明します。
まとめ
事業計画書は、ビジネスの成功に向けた道筋を示す重要なツールです。明確なビジョンと戦略を持ち、実現可能な計画を立てることで、関係者の理解と協力を得ることができます。上述の要素をバランスよく組み込み、具体的かつ現実的な計画を作成することが、成功への第一歩です。
1. 審査官の視点を理解する信頼性のある事業主かどうか:
審査官は、あなたが事業を成功させる能力を持っているか、そして資金をきちんと返済できる信頼性があるかを見ます。そのため、事業計画書には、誠実さや自信を感じさせる言葉選びや表現が重要です。また、事業主としての経験やスキルを強調し、信頼性をアピールしましょう。
事業が失敗しない仕組みを持っているか: 事業計画書は、リスク回避策や問題解決能力を示す場でもあります。審査官が「この事業は安定して運営できそうだ」と感じられるように、計画書の中で起こり得る問題に対しての対策を明示し、トラブルが発生しても対応できる能力を示します。
2. シンプルかつ説得力のある内容読み手が一目で理解できる構成:
忙しい審査官にとって、シンプルで直感的に理解できる事業計画書は好印象を与えます。複雑な表現や長すぎる説明は避け、簡潔で分かりやすい言葉で書くことが重要です。例えば、章ごとに結論を先に述べ、詳細を後で説明するスタイルが効果的です。
説得力を持たせるためのエビデンスの活用: 感覚や推測に頼る説明ではなく、具体的なデータや調査結果を基に説明します。市場調査データ、競合の分析結果、顧客ニーズの変化など、事実に基づいた内容は審査官に強い印象を与え、説得力が増します。
3. 公庫のミッションに寄り添う公共的な側面を強調する:
日本政策金融公庫は、社会的な課題解決や地域経済の活性化を支援することを目的としています。そのため、事業計画書では、単なるビジネスの成功だけでなく、社会貢献や地域への影響にどのように寄与するかを強調しましょう。例えば、雇用創出や地域社会への貢献など、公庫のミッションと共鳴する部分をアピールすることが有効です。
4. 継続的なキャッシュフローの強調安定的な資金繰りの見通しを示す:
公庫が融資を検討する際、事業が安定的にキャッシュフローを生み出し、融資の返済が可能かどうかを重視します。そのため、キャッシュフローの予測をしっかりと示し、どのように安定した収益を得られるのか、どのタイミングで利益が出始めるのかを具体的に説明します。
事業の初期段階の資金不足を考慮: 初期段階で資金不足が生じる可能性が高い場合、その対策も含めて計画に反映します。例えば、どのようにして運転資金を回すのか、追加の資金調達手段をどう確保するのかなどを事前に考慮しておくことが重要です。
5. 柔軟性を持った計画変化に対応する柔軟性の提示:
ビジネス環境は常に変化するため、事業計画にも柔軟性が求められます。市場動向の変化や新たな競合の出現にどう対応するのか、あるいは新しいビジネス機会が生まれた際にどう活かすのか、柔軟な対応策を計画に組み込みます。この柔軟性が、事業の安定性と将来性を裏付ける材料となります。
6. 事業主自身の成長をアピール自己研鑽や成長意欲の強調:
事業主として、自分自身が成長し続ける意欲や計画を示すことも重要です。たとえば、セミナーや研修を通じて経営スキルを磨いていることや、業界の最新トレンドを常に学び続けていることをアピールすることで、将来のリーダーシップを見せることができます。
7. 信頼できるチームやパートナーの存在チームやパートナーの役割を明示する:
事業が一人で運営されるのではなく、信頼できるチームやパートナーがいることは、成功の大きな鍵です。各メンバーがどのような役割を果たすのか、また外部のパートナー(例:仕入先、顧客、業務提携先)との協力関係がどのようにビジネスを支えるかを明確にすることで、事業の安定性を示します。
8. 結果重視の計画行動計画の具体化:
事業計画書は単にビジョンを語るだけではなく、どのような行動を取るのか、具体的なステップを記載することが重要です。たとえば、3ヶ月後、半年後、1年後に達成すべき具体的な目標と、それを達成するための行動計画を詳細に記述します。これにより、実行力のある計画として評価されます。