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債務超過&赤字決算でも銀行から融資を受ける方法

2016年07月21日

銀行は時に「晴れている時に傘を貸し、雨が降ったら傘を取り上げる」などと揶揄されることがあります。これはつまり、会社が好調な時(特別な資金需要が無い時)には積極的に融資をし、会社の業績が悪い時(キャッシュフローが悪化しているなどピンチの時)にはあまりお金を貸してくれない…という比喩ですね。
(実は私自身も似たような経験をしています…笑)

確かに、自分がお金を貸す側だとしたら貸したお金がきちんと帰ってくる。その確度が高い方がお金を貸しやすい、それは当然のことですよね。

しかしながら、本当にお金を借りたいとき、つまり手元資金が少なかったり、会社としてピンチの時。例えば債務超過(負債の総額が資産の総額を超える状態)や、赤字決算が続いてしまった時にはどうすれば良いのでしょうか?
そもそも、債務超過や赤字決算の状態で融資を受けることができるのでしょうか?

結論:債務超過でも赤字決算でも融資を受けることは可能である

結論から言ってしまえば、“雨が降っている時”でも“傘を借りること”は可能です。
ただし、それは非常に難しいことであることに変わりはありません。

ではどうすれば会社として危機的状況で融資を受けることができるのか。
ポイントとしては以下の点を踏まえて事業計画書や経営改善計画書を作成することが重要になります。

売上高の改善計画を立てる

債務超過や赤字決算、つまり業績が悪化している一番の要因は「売上高が思うように上がっていないから」というのが多いでしょう。つまり事業計画書や経営改善計画書の一丁目一番地に記載するべき事項はこの「売上改善計画」以外にはありません。そんなこと言っても売上がすぐに上向くのであればそんな簡単なことはないですよね。しかし「計画上」は売上がこのように上向きになります!とロジックを作らなければ絶対に融資はおりません。

売上を大きくするにはまずは現状の会社の分析をしてみてください。
・最大の顧客はどこなのか、その比率は?
・現在売上高が伸び悩んでいる原因は何か?単価なのか客数なのか回転率なのか…?
・自社の強みは何でどこを伸ばせば、どこを改善すればより売上が増加しそうであるか?

売上高改善のための施策としては以下のようなことを考えると良いでしょう。

①新規取引先の開拓
②既存顧客への販売量拡大
③単価の引き上げ
④新製品、新サービスの開発
⑤広告宣伝活動
⑥セールスパーソンの増加・強化

上記全てとは言いませんが、あなたの会社に適した施策を実行して売り上げの増加を図りましょう。中でも個人的には費用対効果が高いインターネット関連の広告宣伝をしていくことをお勧めします。FacebookなどのSNSも効果的に使うことでコストをかけずに周知させることも可能です。「うちはB2Bの企業だから…」と言う社長もいるかもしれませんが、これからはB2Bであろうと、個人個人がブランディングしていく必要があります。

経費削減の改善計画を立てる

売上高の改善計画を考えた後には経費の削減計画を立てます。
売上を増加させただけれは利益は増えません。当然ですよね。経費を見直すためにはまず5年分くらいの決算書を用意します。可能であれば月ごとの試算表も準備します。そしてじっくり勘定科目とにらめっこしてください。何か気が付くことはありませんか?

仕入れ値を抑えることはできないか?
役員報酬は貰いすぎではないか?
家賃を下げる交渉はできないか?
交際費が多くはないか?
使途不明金はないか?
毎年慣例的に支払っている“無駄な”経費はないか?

きっとほとんどの会社で“無駄な”経費が発生しているはずです。まずはそれらを徹底的に洗い出し、見直してみてください。所謂リストラですね。
ここで注意しなくてはならないのは「売上高改善計画に関連する経費」です。代表的なものは人件費・労務費でしょう。しかし安易に従業員の給与を引き下げてしまっては士気も下がるでしょう。きちんと社長が説明した上で期限付き(1年間とか)で実行することをおすすめします。そして業績が回復した際にはきちんとそれを従業員に還元する約束をすること。
従業員への給与は慎重にしなければなりませんが、役員報酬に関しては別物です。高額な役員報酬を貰っておきながら赤字となりキャッシュフローが悪化したから融資をしてくれ、など言語道断であることは分かりますよね?まずは社長自らが経費削減を徹底的に努めることが必要です。

財務的なリストラを考える

売上の改善と経費の見直しがうまくいけば、損益計算書上の見栄えはよくなり、貸借対照表の繰り越し損益もよくなることが期待されます。
それらに加えて決算書上の「資産」も整理することでより良い数字を見せることができます。

例えば過去に購入した機械設備や土地で現在は活用されていない「遊休資産」。これらを売却することで含み損が発生することにはなるでしょう。それは確かに「損」とはなりますが、銀行の担当者からするとそれほどマイナスなことではありません。それ以上にキャッシュが増加することの方がよっぽど健全な財務体質となるからです。

資産をスリム化することで経営の見える化にも繋がります。そうすると、業績が回復してきた際には目に見えるように貸借対照表が健全化していきます。

融資の資金をどのように経営に活かすのか説明する

売上高の改善策も考えた、経費も圧縮できる見通しがついた。財務的なリストラも実行できそうだ。という段階まで来ればあと少しです。実際に金融機関から融資を受ける、その資金使途についてです。おそらく、債務超過や赤字決算の状態で借り入れをしたい会社の多くは単純に“手元資金が不足している”ということでしょう。そのため当面の運転資金であったり、新しい設備を入れるための資金需要があるのではないでしょうか?

銀行としても融資の資金によって会社の売上・利益に貢献し、会社が今後も継続的に続いていくことが一番です。だからこそ、今回○○○万円の融資を受けることで、この事業のこの費用のために使用し、結果的に売上・利益がこのようになっていきますという“ストーリー”が大切になります。

まとめ:業績悪化時に融資を受けるには銀行を納得させる計画が必要

これまで長々と債務超過時や連続赤字決算時の融資方法について書いてきましたが、会社の業績が悪化している時は本当に融資を受けるのは大変です。ただ単純に銀行の担当者に「お金貸してください」と言っても無駄です。だからこそ、金融機関が納得せざるを得ない計画を綿密に立てていく必要があるのです。

銀行が納得する計画のポイントを最後にまとめます。

①今は業績が悪いけど、今後は良くなるよ、というストーリー(でもバラ色の計画、実現不可能な計画ではダメ)
②○○とか○○をするから売上が改善されて、経費を抑えられて結果的に利益が生まれるというロジック
③実際の現金の動き(キャッシュフロー)も丁寧に作りこむ
④返済計画(利息含む)をきちんと立てる
⑤5年以内に債務超過を解消
⑥そして最後は誠実に。


大きく分けると以上のような形となります。
しかしながら、債務超過や連続赤字決算の会社の場合通常の融資よりも遥かに難しいということはご理解ください。それでも「実現可能性があり、且つ銀行を納得させられる」事業計画書や経営改善計画書を作成することで、融資の土俵に乗ることはできるでしょう。

そして最後に。銀行は時に理不尽なこともあります。しかし社長は常に丁寧に、誠実な対応を心がけてください。銀行の担当者も同じ人間であり、一人のサラリーマンにすぎません。そのことを念頭に置き、素直に実直に向き合っていくと良いと思います。


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